N・サイモンさんが死去 「おかしな二人」劇作家
【ニューヨーク=共同】多くの人気コメディー作品を残した米劇作家で脚本家のニール・サイモンさんが8月26日、肺炎の合併症のためニューヨークの病院で死去した。米メディアが伝えた。91歳だった。
1960年代の「おかしな二人」は米ブロードウェーで大ヒット。ジャック・レモンさんが出演して68年に映画化された。ほかの代表作「裸足で散歩」も演劇のほか、ロバート・レッドフォードさんとジェーン・フォンダさんで67年に映画化され、人気となった。
米演劇界で最高の栄誉とされるトニー賞をたびたび受賞。ゴールデングローブ賞やピュリツァー賞も受けた。
作品は喜劇俳優の故熊倉一雄さんらが日本に紹介した。脚本家の三谷幸喜さんも敬愛し、戯曲の演出を手掛けた。83年にはブロードウェーに自身の名前を冠した「ニール・サイモン劇場」がオープンした。