シチズン、大坂なおみ選手を企業ブランド広告塔に
【ニューヨーク=河内真帆】シチズン時計は25日、女子プロテニスプレーヤーの大坂なおみ選手(日清、世界ランキング19位)を企業ブランドの広告塔である「ブランド・アンバサダー」に起用したと発表した。大坂選手はシチズンの時計を身につけ消費者に訴求するほか、同社が発信する交流サイト(SNS)に登場。将来はコラボ商品の開発なども計画する。
シチズンは世界で活躍が期待される大坂選手を通じ、シチズンブランドの認識度を高める考え。ニューヨーク市内で記者会見した戸倉敏夫社長は「大坂選手は規制の枠にとらわれずパワフルなプレーで多くの人を魅了している。現状に慢心せずに世界のトップを見据える姿が我々の信念を体現している」と述べた。
戸倉社長からブルートゥースを搭載し、光電池で動く新しいモデル(9月半ばに発売予定)の時計を手渡された大坂選手は「約束の時間に5分ぐらい遅れがちな性格ですが、この時計で時間が守れるようになるかも」と笑いを誘った。
大坂選手は現地時間28日に全米オープンの第1回戦でドイツのラウラ・シグムンド選手(世界146位)と対戦する。これまで1勝2敗で「難しい相手。かんにさわるプレーをしてくるけど、辛抱強く対戦したい」と話した。
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