津村・玉木両氏一騎打ち 国民民主代表選が告示
国民民主党は22日、5月の結党以来初となる代表選を告示し、玉木雄一郎共同代表と津村啓介元内閣府政務官の2人が立候補を届け出た。9月4日の臨時党大会で新代表を選ぶ。2019年夏の参院選を見据え、党勢拡大や野党共闘の進め方を巡って論戦となる。
玉木、津村両氏は出馬に必要な党所属の国会議員と地方議員それぞれ10人以上の推薦状とともに立候補を届け出た。投開票まで共同の街頭演説や討論会などを予定する。
玉木氏は大塚耕平共同代表をはじめ現執行部のメンバーなどから推薦人を集めた。玉木氏は記者団に「どちらの候補が安倍政権へのチャレンジャーにふさわしいかを選ぶ選挙だ」と語った。立憲民主党など他の野党に、衆参両院で統一会派の結成を呼びかける方針だ。
津村氏の陣営には篠原孝、牧義夫両氏らが加わる。津村氏は岡田克也元副総理らの衆院会派「無所属の会」との連携を優先し、合同の国会対策委員会を設けることを公約に掲げた。記者団に「代表として野党共闘の本気度を示す」と述べた。
国民民主党の柚木道義氏は22日、離党届を提出した。野党共闘強化を主張し、執行部と距離を置いていた。離党後は無所属で活動する。