NAFTA再交渉「相当な前進」、メキシコ次期交渉官
【メキシコシティ=丸山修一】メキシコの次期政権で北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉の首席交渉官に指名されているヘスス・セアデ氏は21日、ワシントンで記者団に対して「交渉は相当な前進をみせている」と話した。米国とメキシコの担当閣僚は当初予定よりも1日遅れの22日に会合を開く見通し。ロイター通信が伝えた。
セアデ氏はグアハルド経済相をはじめとしたメキシコ側のNAFTA交渉団に随行している。セアデ氏は両国間で交渉している具体的な項目には言及しなかったものの、懸案となっている項目に関して「来週早々までには合意に至るだろう」との見通しも示した。米国とメキシコは8月中での合意を目指しており、セアデ氏は目標に向けて交渉が進んでいるとの認識だ。