矢板武記念館 那須野が原の開拓者しのぶ
維新150年 明治遺産をたどる(4)
栃木県北部に広がる那須野が原は酪農が盛んな地域だが、もとは水資源が乏しい未開の地だった。矢板武は1885年(明治18年)、盟友の印南丈作とともに那須疎水を完成させ、開拓の礎を築いた県北の偉人だ。矢板市は子孫から邸宅を譲り受け、矢板武記念館として1998年に開館。政治家、実業家としての活躍ぶりを紹介している。
母屋に上がると、まず目に入るのが、勝海舟の直筆の書「聚●亭(しゅうじんてい)(●はくさか...
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