カンボジア国際援助、累計2.2兆円超える
日本も3100億円 独裁化止まらず、意義に疑問
民主社会づくりを助ける名目で続けてきた国際社会の対カンボジア資金援助が、2017年までの累計で200億ドル(約2兆2200億円)を超えたことがわかった。日本単独では28億ドル(3100億円)。援助初期から政権を維持するフン・セン首相は7月末、野党、メディア、非政府組織(NGO)を弾圧したうえで総選挙を実施し、実質一党独裁体制を確立した。援助の受け手が自ら民主主義体制を破壊した今、援助継続の是非が...
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