クックパッド、IoT調理サービスにパートナー10社
料理レシピ情報サイトのクックパッドは2018年8月9日、開発中のスマートキッチンサービス「OiCy(オイシー)」のパートナー企業10社を発表した。同日開催された「Smart Kitchen Summit Japan 2018」で明らかにした。あらゆるモノがネットにつながる「IoT」を活用してOiCyと連携する調理家電やOiCyを応用したサービスを、パートナー企業と協力しながら実用化していく。クックパッドは5月にOiCyを発表した際に家電メーカーなどとの協業を図るとしていた。
発表したパートナー企業はアドウェル、アマゾンウェブサービスジャパン、オンキヨースポーツ、クリナップ、椎茸祭、シャープ、タイガー魔法瓶、日立アプライアンス、プランティオ、LIXILの10社。各社が開発する製品やサービスの具体的な内容は今後順次発表する。
OiCyは、クックパッドに投稿された料理レシピを機器が読み取り可能な形式に変換して提供し、レシピに合わせて機器を制御できるようにするサービス。クックパッドが試作した調味料サーバーのような機器や、加熱調理器などとの連携を想定する。クックパッドは読み取り可能な形式に変換する技術の開発を進めており、同形式のデータを提供するサービスを「国内で1年以内に開始する計画」(研究開発部 スマートキッチングループの金子晃久グループ長)という。
(日経 xTECH/日経コンピュータ 竹居智久)
[日経 xTECH 2018年8月9日掲載]