ものづくり企業、ガバナンス構築が急務に スズキなど不適切検査
日本を代表するものづくり企業で品質をめぐる不正が後を絶たない。9日にはスズキなど3社が新車の検査に際して、正規の手順を踏んでいなかったことが明らかになった。詳細は企業によって異なるが、従来の常識が通用しなくなっているという事情は共通している。現実を直視し、ガバナンス(企業統治)を立て直す必要がある。
「判定基準の教育が不十分だった」。9日の記者会見でスズキの鈴木俊宏社長は、新車検査でルールを逸脱...
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