「米債持ちすぎ、判断裏目に」 利上げ"予行演習"教訓に
池田泉州HD、前期の本業利益「赤字」
大阪府地盤で経営統合から9年目の池田泉州ホールディングス(HD)が正念場を迎えている。6月26日に新社長に就任した鵜川淳氏が取材に応じ、「外債に偏ったいびつなポートフォリオが反省点だ」と語った。頭取を兼務する池田泉州銀行は2018年3月期決算で本業のもうけが赤字に転落した。米国債の運用判断が裏目に出たためで、金利上昇時の"予行演習"で得たのは苦い教訓だった。
池田泉州銀は18年3月期に国債等債券
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