ドローンファンドに本田圭佑選手が参加
ドローン(小型無人機)関連事業に特化して投資するドローンファンドは31日、2号ファンドを8月1日に設立すると発表した。個人投資家の千葉功太郎氏が立ち上げ、みずほ銀行やKDDIのほか、サッカー選手の本田圭佑氏のファンドなどが参加を決めた。9月まで投資家を募り、30億円から50億円規模の投資枠を確保する。
31日に茨城県龍ケ崎市で開いた記者会見で、千葉氏は「ドローン(が当たり前にある)前提社会がいよいよやってくる」と話した。記者会見では2017年6月に設立した1号ファンドの投資先が開発するドローンや空飛ぶバイクを紹介した。
2号ファンドには、1号ファンドに投資した起業支援のリバネスのほか、日本アジアグループ、日本ユニシスのコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)であるキャナルベンチャーズなどが出資する。ドローン以外の空飛ぶ乗り物にも投資するほか、海外企業への投資を本格化する。
1号ファンドは約16億円の規模となり、これまでに20社に投資してきたという。千葉氏は「昨年のファンド設立時点では打ち上げ花火のようだったが、この1年で技術開発や法整備が進み、実証実験から社会実装の段階に移りつつある」と手応えを説明した。