NAFTA再交渉2日目終了、協議継続を確認
【ワシントン=鳳山太成】北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉は27日、米国とメキシコの閣僚会合が2日間の日程を終了した。メキシコ政府によると、協議を続けていくことを確認した。次回の閣僚会合の早期開催に向けて調整する。両政府は8月末までの基本合意を急いでおり、自動車貿易の「原産地規則」などで妥協点を見いだせるかが焦点となる。
メキシコのグアハルド経済相とビデガライ外相がワシントンを訪れ、米通商代表部(USTR)のライトハイザー代表と26~27日に会談した。ロペスオブラドール次期政権でNAFTA再交渉の首席交渉官に就くヘスス・セアデ氏も参加した。
NAFTA再交渉は7月1日のメキシコ大統領選を挟んで中断しており、2カ月ぶりの再開となった。米政権は早期合意に向けてまずメキシコとの2国間で協議をまとめたうえで、カナダと擦り合わせするシナリオを描いている。