外国人労働者なぜ増える? 3つのポイント
最近、外国人労働者の姿をよく見かけるようになったと思いませんか? 政府はさらに受け入れを拡大する考えで、24日に関係閣僚会議を立ち上げました。
(1)現在は約50人に1人の割合
日本の労働力人口は約6600万人。このうち外国人は17年10月末時点で約127万人と、すでに労働力の約50人に1人にのぼります。最近はコンビニや居酒屋などで外国人の店員が目立ちますね。
(2)人手不足が深刻な5分野中心に拡大
安倍晋三首相は6月の経済財政諮問会議で外国人労働者の受け入れを拡大する方針を明らかにしました。人手不足に悩む地方や企業からの要望が強まったためで、年末の予算編成に向けた考え方をまとめた経済財政運営の基本方針(骨太の方針)に盛り込みました。対象は人手不足がとくにひどい建設、農業、介護、造船、宿泊の5業種が中心です。
(3)今後どうなる?
政府は新しい在留資格を19年4月からスタートさせる考えです。移民政策はとらないと説明していますが、技能実習で日本にやって来る外国人の場合、新たな資格を得れば最長で10年間、日本で働くことができるようになります。今年の秋の臨時国会の法整備をめざします。