メキシコ次期大統領に「6割が改善期待」 地元経済紙が世論調査
【ニューヨーク=丸山修一】メキシコ次期大統領に就任予定のロペスオブラドール元メキシコシティ市長に対する国民の改革への期待が高まっている。20日付の地元経済紙エコノミスタの世論調査によると政治、経済、治安の3分野で6割以上が「短期間で改善するだろう」と回答した。
調査は大統領選直後の今月6~8日に有権者千人を対象に実施した。ロペスオブラドール政権は短期間で政治、経済、治安の分野でどう変化するかを聞いたところ、政治では64.8%、経済は67.4%、治安では65%がそれぞれ「改善するだろう」と回答。圧倒的な期待の高さがうかがえる結果となった。
ロペスオブラドール氏に対するイメージに関しての質問では「良い」との回答が45%と同氏が大統領選に初めて出馬した2006年以降で最高となった。「悪い」と回答したのは20.1%と06年以降では2番目の低さだった。今回の選挙戦では他候補陣営からのネガティブキャンペーンも多かったが、従来よりも過激発言を控えたことなどもあり、イメージも改善したようだ。