サッカー代表監督、技術委員長に一任 森保氏が最有力
協会、26日の理事会経て正式決定へ
日本サッカー協会は20日、次期日本代表監督を議論・推挙する技術委員会を開き、関塚隆・技術委員長に選任を一任した。東京五輪男子代表監督の森保一氏(49)が最有力候補で、26日の理事会での承認を経て正式に決まる見通し。
関塚委員長は「会議では4~5人の候補が挙がった。選定の要件と、今の代表の置かれた状況を組み合わせて絞っていく」と語った。選定の要件については「日本の強みを引き出せる人。(16強入りした)ワールドカップ(W杯)ロシア大会の結果をゼロにせず、土台にして、より高い世界基準へ引き上げられるかどうか」と説明した。
技術委員の一人は「日本人監督でよいのでは、との声が多かった」と話す。関塚委員長も「ロシア大会は日本らしい戦いが継承できる監督かどうか(の価値)、が表れた大会でもある。より適した監督を選びたい」としており、今大会で日本代表のコーチも務めた森保氏は条件を満たす最右翼とみられる。2年後の2020年に控える原則23歳以下の東京五輪との兼務が可能かどうかなど、詳細を今後詰める。