メキシコ経済相、NAFTA再交渉「26日に再開」
【ニューヨーク=丸山修一】メキシコのグアハルド経済相は18日、米国、カナダ、メキシコの3カ国で進めている北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉に関して、26日に担当閣僚による会合を再開することを明らかにした。ロイター通信が伝えた。メキシコ大統領選や米議会日程を考慮して5月には早期合意に向けた機運が高まったが、妥結できなかった。
グアハルド氏は「来週、ワシントンを訪問し、26日に交渉を再開する」と話した。最初に米国との協議を実施し、その後にカナダとの協議に移るとしている。会合が26日だけなのか翌日も続くのかなど詳しい日程は明らかにしていない。
メキシコでは12月に新政権が発足する。すでにグアハルド氏をはじめとした交渉団は新政権への引き継ぎの準備を始めているとみられる。次回会合ではスムーズな引き継ぎのため、新政権の担当閣僚なども一緒にワシントンを訪問する可能性がある。