返礼品にEXILEグッズ、目黒区がふるさと納税で
東京都目黒区は2018年度から、ふるさと納税の返礼品に人気グループ「EXILE」の関連グッズを追加する。都内他区と同様、ふるさと納税による税収減が響いている。若者に人気の商品を入れることで、目黒区向けのふるさと納税に関心を持ってもらう狙いだ。
EXILEが所属する芸能事務所LDHは区内に拠点を持つ。最寄りの東急東横線・中目黒駅前は所属グループのメンバーに会える町として芸能関係者やファンの間で知られている。LDHからは区に対し、地元に貢献したい意向が示されているという。
返礼品にはLDHのショップ「EXILE TRIBE STATION」で販売しているパーカーやTシャツ、文房具などをそろえる。LDHのグループ会社が運営する飲食店の招待券も用意する。
目黒区は区民によるふるさと納税での他地域への納税の影響で、年間15億円程度の税収が減っている。一方、目黒区向けのふるさと納税では17年12月~18年6月の7カ月間で1748万円にとどまる。区はEXILEが税収減の歯止めになってほしいと期待している。