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大谷や田中ら故障者続いた日本勢 大リーグ前半戦

スポーツライター 杉浦大介

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米大リーグは前半戦終了までそれぞれ1試合を残すだけになり、7月17日(日本時間18日)のオールスターゲームを挟んで後半戦に突入する。今季は球宴に出場する日本選手こそいないが、所属する多くのチームがプレーオフ出場の可能性を残している。その中でワールドシリーズ制覇に向かって突き進むチームは現れるのか。日本選手がいるチームの前半戦を振り返り、後半戦の見どころと行方を占っていきたい。(記録は14日現在)

ヤンキース

ワールドシリーズ進出まであと一歩と迫った昨季の勢いをそのままに、今季は評判通りの強せを見せている。野手ではアーロン・ジャッジ、ジアンカルロ・スタントン、投手ではルイス・セベリーノ、アロルディス・チャプマンら主力が実力を発揮。ルーキーながらオールスターにも選ばれたグレイバー・トーレスのような新星も現れ、メジャー2位の高い勝率を残してきた。

そんな名門球団に誤算があったとすれば、まずは同地区のレッドソックスがヤンキースを上回る驚異的な勢いで勝ち続けていることだろう。そして、セベリーノ以外の先発投手陣が苦しんでいること。ソニー・グレイの不振が続き、先発の一角を占めるはずだったジョーダン・モンゴメリーが故障で戦列を離れている現状では、宿敵レッドソックスを追い詰めるのは容易ではない。

そんな状況だからこそ、両太もも裏の張りから復帰したばかりの田中将大にかかる期待は大きい。今季は7勝2敗と高い勝率を誇るが、防御率4.68は不本意に違いない。それでも結果的に復帰登板を果たした7月10日まで約1カ月にわたって利き腕を休めることができ、後半戦の投球内容向上が期待される。ペナントレースが白熱する夏から秋にかけ、大舞台に強い田中が本来の力を発揮すれば、ヤンキースは今後これまで以上に楽しみになる。

カブス

54勝38敗でナ・リーグ中地区首位。ただ、前評判では同地区の「大本命」といわれていただけに、2位ブルワーズと1.5ゲーム差という現状はやや期待外れか。野手ではアンソニー・リゾ、カイル・シュワバー、クリス・ブライアントら主力が軒並み低調。ハビアー・バイエズ、アルベルト・アルモラ・ジュニアらが活躍しているが、地区優勝を飾った過去2年と比べると迫力不足は否めない。

先発投手陣もエースのジョン・レスター以外はもう一つで、なかでもダルビッシュ有(8試合で1勝3敗、防御率4.95)が故障と不調で大誤算だった。オフに6年総額1億2600万ドル(約141億円)の大型契約で加入したばかりのダルビッシュに対する風当たりは徐々に強くなっている。

もっとも、これだけ戦力面でマイナス要素が多くても首位にいることは底力の証明とも考えられる。トレード期限前に補強するか、一部の主力野手とダルビッシュらの復帰を辛抱強く待つか、フロントの決断に注目が集まる。

ドジャース

クレイトン・カーショー、コーリー・シーガーら主力の故障もあり、開幕から42試合を終えて16勝26敗と苦しんだ。ほかにもけが人は多く、ナ・リーグ西地区連覇は「5」でストップするかとみられた。

しかし、これが名門の底力か。マット・ケンプ、マックス・マンシー、ロス・ストリップリング、新人ウォーカー・ビューラーらの頑張りもあって、ドジャースは5月下旬からは投打がかみ合って浮上し始めた。7月12日にはついにダイヤモンドバックスをとらえ、指定席の地区首位に立った(14日現在は2位)。

2ケタ本塁打の選手が8人と打線の厚さは今季も変わらない。カーショー、前田健太(6勝5敗、防御率3.13)、ジャスティン・ターナーらの故障者も徐々に復帰し、なかでも前田は直近の4戦はすべて自責点2以下と安定感をアピールしている。トレード期限にはオリオールズからマニー・マチャドを獲得するという噂も流れるなど、豊富な資金力を背景に何らかの戦力補強を狙ってくるはず。ブルペンに弱点がある今季はワールドシリーズに進んだ昨季のような強さはないにしても、最終的にポストシーズンに駒を進めてくる可能性は高い。

エンゼルス

開幕戦から16試合で13勝してスタートダッシュに成功したが、6月下旬以降は勝率5割前後をうろうろしている。マイク・トラウトは相変わらず「メジャー最高の選手」と呼ばれるだけの働きを続け、アンドレルトン・シモンズ、ジャスティン・アップトンも好調。しかし、ギャレット・リチャーズ、タイラー・スキャッグス、マット・シューメーカーら先発投手陣に故障者が続出したのが痛かった。また、投打の「二刀流」でチームの起爆剤になっていた大谷翔平(4勝1敗、防御率3.10、打率2割8分5厘、7本塁打)の一時離脱も大きかった。

右肘内側側副靱帯を痛めた大谷が打者として戦線に復帰したのはうれしいニュースだが、地区全体がハイレベルなこともあり、14年以来のプレーオフ進出は厳しい状況だ。後半戦では、投手としての復帰を目指す大谷の動向ばかりが焦点になっていくかもしれない。

ダイヤモンドバックス

ナ・リーグ西地区でドジャースと首位争いしているが、ここまで極めて好不調の波が激しいシーズンを過ごしてきた。A・J・ポラックの働きなどで20勝8敗(4月末)と最高のスタートをきった。だがポラックの故障の影響で負けが増え、5月末には28勝27敗まで後退。その後に主砲ポール・ゴールドシュミットの復調もあって、53勝43敗まで盛り返している。

パトリック・コービン、ザック・グレインキーの先発2本柱とともに、ブラッド・ボックスバーガー、アーチー・ブラッドリー、平野佳寿が軸となるブルペンも安定。平野は7月3日まで26試合連続無失点を続け、46試合で防御率2.20という好成績で一時はオールスター候補に挙げられたほどだった。

本命のドジャースが復調気配だけに、プレーオフ出場は最後まで予断を許さない。直近の5試合で5失点を許している平野だが、後半戦でもその貢献度は変わらず重要になってくるはずだ。

マリナーズ

5月15日に主力ロビンソン・カノの禁止薬物使用が明らかになり、80試合の出場停止になった。この時点で、マリナーズの行く手には暗雲が垂れ込めたようにみえた。しかし、それ以降もネルソン・クルーズ、ジーン・セグラ、ジェームズ・パクソン、エドウィン・ディアスらの活躍で大健闘。現時点でワイルドカード争いの2番手につけており、実に17年ぶりのプレーオフ進出は手の届くところにある。

日本のファンにとって残念なのは会長付特別補佐という立場になったイチローは今季もう出場せず、右肩のリハビリを続ける岩隈久志にも復帰のめどが立っていないこと。イチローが出場しなくなった後もマリナーズは快調に勝ち続けている。このままイチローがデビューした01年以来のポストシーズン進出を果たすとすれば、少々皮肉な展開ではある。

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