ソフトバンク、駐車場シェア 10月開始
ソフトバンクは13日、あらゆるモノがネットにつながる「IoT」を使った駐車場シェアサービスを10月下旬に始めると発表した。ポール状のIoT機器を企業などに販売し、余っているスペースを簡単に駐車場として有効活用できるようにする。利用者はスマートフォン(スマホ)のアプリで空き駐車場の検索、予約から料金の支払いまで一括でできる。
ソフトバンクが販売するIoT機器はカメラやセンサーを搭載。駐車場の空き状況を把握するほか、カメラで車両のナンバーを読み取り、予約した車と実際に駐車場に入ってきた車両のナンバーを照合する。まず企業向けに販売し、将来は個人にも広げる。
利用料金は駐車場のオーナーが自由に設定できる。利用者はスマホから駐車場を検索し、立地や料金を比べられる。予約の際に自分の車のナンバーを登録する。ソフトバンクの携帯電話網を通じてIoT機器に予約時間やナンバーの情報が送られる。
料金の支払いは1分単位でできる。ソフトバンクは利用料金のうち、一部を手数料として受け取る。10月のサービス開始に先立ち、8月にテスト版を提供する。