大阪市、LGBTのカップル認定 市長が受領証交付
大阪市は9日、性的少数者(LGBT)のカップルを公的に認める「パートナーシップ宣誓証明制度」を始め、証明書となる「受領証」の交付式を開いた。同制度は札幌市や福岡市など全国で7自治体が既に導入しており、政令市では3例目。
交付式に臨んだ3組のカップルは、吉村洋文市長に宣誓書を手渡し、替わりにカード型の受領証を受け取った。吉村市長は「大都市の大阪も第一歩を踏み出した。全国に制度が広がるよう国にも働きかけていきたい」と話した。
宣誓した大阪市北区の弁護士、吉田昌史さん(40)は「同性愛者であることを周囲に言えない時期もあった。パートナーと宣言できることがうれしい」。交際相手で同区の弁護士、南和行さん(41)は「国も同性婚を認めようという機運が高まれば」と期待を示した。