日米貿易不均衡 中国台頭で一時下火に
Decoding the Diet
戦後、日本が経済復興をとげると米国との間で貿易摩擦が頻発した。最初は繊維をめぐる摩擦で、佐藤栄作首相とニクソン大統領の間で交渉が重ねられた。日本側の担当閣僚である通産相はこの間に大平正芳氏から宮沢喜一氏に交代しても決着せず、佐藤内閣の末期に田中角栄通産相が登場してようやく終わった。沖縄返還問題が絡んだ交渉は「糸で縄を買う」などと呼ばれた。
80年代以降は牛肉・オレンジや自動車、電気通信...
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