車いすバスケ、日本代表支える30万円のマシン
2020年の東京五輪・パラリンピックを前に、車いすバスケットに注目が集まっている。高い技術力を誇る日本の車いすメーカーには通常の5割増のペースで注文が入っている。高速の走行に俊敏なターン、激しいぶつかり合いに耐える性能を要求されるマシンの価格は30万円超。通常の車いすの2倍以上する。
カスタマイズで数百万も
車いすの国内シェア首位は松永製作所(岐阜県養老町)だ。空港用の特殊な車いすや救急車の担架...
モノやサービスの値段にまつわる「なぜ?」を様々な角度から掘り下げる連載。商品の種目ごとに細かく担当を受け持つ日経記者が、その担当の商品・サービスの値段の変化がなぜ起きたのか、日本だけでなく世界のトレンドまで鋭く切り込みます。