FANG総崩れが映す「もろさ」
米州総局 宮本岳則
25日は米国株相場のもろさを露呈した一日だった。下げを主導したのは通称「FANG(ファング)」と呼ばれる主力ハイテク株。投資家心理は一気に悪化し、ダウ工業株30種平均は前週末に比べて一時、500ドル安に迫った。貿易摩擦の影響が少ないはずのFANG銘柄が、なぜこの日に限って過敏に反応したのか。背景を探ると、値動きの勢いのみに着目する投資家の姿が浮かび上がる。
「投資家は前倒しで貿易摩擦の悪化に備え...
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