フランスで急進左派じわり拡大 マクロン氏への反発取り込む 市場は警戒
(グローバルViews)
パリ 白石透冴
フランスで急進左派政党「不服従のフランス」がじわりと支持を拡大している。マクロン仏大統領が労働者の権利制限、社会保障費の負担増などいわゆる右派的な施策を取るなか、社会の不平等に不満を持つ若者や労働者の心をとらえている。同党は欧州連合(EU)懐疑派で、大幅な歳出拡大を伴う社会保障の充実を主張しており、EUや市場には警戒が広がる。
「やつらが考えるのは金のことだけ! やつらを排除しろ!」。不服従のフ...
いま大きく揺れ動く、世界経済。 自分か。自国か。世界か。このコラムでは、世界各地の記者が現地で起きる出来事を詳しく解説し、世界情勢の動向や見通しを追う。 今後を考えるために、世界の“いま”を読み解くコラム。