トランプ政権、国連人権理事会離脱へ
【ニューヨーク=平野麻理子】米トランプ政権は、国連の人権理事会から離脱する方針を固めた。複数の米メディアによると、19日夕にも正式に発表する。パレスチナ問題を巡りイスラエルに批判的な立場をとる同理事会と、イスラエルを擁護する米国はかねて対立していた。
47カ国で構成する人権理事会はスイス・ジュネーブが本部で、18日から通常会期が始まったばかりだった。パレスチナ自治区ガザでは米国が在イスラエル大使館をエルサレムに移転したことに反対する抗議デモで多数が死傷しており、イスラエルや米国に対する批判が高まっている。