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欧州競馬に強豪続々 凱旋門賞へ注目レース続く

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3月末に2018年シーズンが始まった欧州の平地競馬。まだ序盤戦だが、ここまででも多くの見どころがあった。現時点で凱旋門賞(10月7日、G1、仏・パリロンシャン、芝2400メートル)の優勝候補筆頭に挙げられるクラックスマン(牡4、英)が苦戦の末、1日のコロネーションカップ(G1、英・エプソム、芝約2400メートル)に優勝。シーズン最初のG1、ガネー賞(4月29日、仏・パリロンシャン、芝2100メートル)に続き、今季2連勝と好スタートを切った。3日の仏ダービー(シャンティイ、芝2100メートル)ではディープインパクト産駒のスタディオブマン(牡3、仏)が勝つなど、3歳クラシック戦線も話題は豊富だ。その一方で、17年の凱旋門賞馬エネイブル(牝4、英)は脚部不安で休養中。同馬がいつ復帰するかも今後の注目点になりそうだ。

現時点で欧州最強の古馬牡馬

クラックスマンのコロネーションカップは辛勝だった。道悪のなか、後方を追走していたが、最後の直線では逃げ粘る伏兵のサロエン(牡4、英)をなかなか捕まえられずに苦しんだ。ゴール直前で馬場のいい外柵沿いに持ち出すと、ようやく加速がつき、サロエンをかわした。着差は頭差だった。現地からの報道によると、陣営は当初、道悪のエプソム競馬場の下り坂での走りがよくなかったことを苦戦の原因に挙げたが、ジョン・ゴスデン調教師は後日、「クラックスマンはスタート前にゲート内で強く頭をぶつけた」と明かした。

いろいろなマイナス要素を考慮すれば、わずかな差でも勝ちきったのは地力の高さの証明といえるだろう。実際、今季初戦のガネー賞は2番手から抜け出す楽勝だった。シーズン序盤の一戦で苦戦をしたからといって、評価は下がらない。

次戦は英王室主催のロイヤルアスコット開催の目玉レース、プリンスオブウェールズステークス(20日、G1、アスコット、芝約2000メートル)を予定。英ブックメーカー各社は現在、このレースの前売りで同馬を単勝1倍台の1番人気に評価している。現時点で欧州最強の古馬牡馬であることは間違いなく、今後のレースぶりから目が離せない。

3歳馬ではディープインパクト産駒がクラシック戦線の話題の中心となった。2日の英ダービー(G1、エプソム、芝約2400メートル)では直前の英2000ギニー(同、ニューマーケット、芝約1600メートル)を勝ったサクソンウォリアー(牡、アイルランド)が圧倒的な1番人気で出走した。ただ、初の2400メートル級の距離と起伏の激しいエプソムのコース形態に苦しんだか、直線で伸びきれず4着に敗れた。

勝ったのは中位から力強く伸びたマサー(牡、英)だった。同馬の父は08年の英ダービー馬ニューアプローチ、母の父は、シーザスターズ、ゴールデンホーンと2頭の英ダービー馬を送り出したケープクロス。2400メートル級のレースの適性も高かった。サクソンウォリアーは30日のアイルランドダービー(G1、カラ、芝約2400メートル)への出走が見込まれる。陣営はこのレースの内容を見て、同馬の距離適性を判断するだろう。今後に向けて重要なレースとなる。

仏ダービーを勝ったスタディオブマンもディープ産駒。中位馬群から馬の間を割ってしぶとく伸びてきた。英ダービー参戦も検討されたが、同馬の母系には80年代に1600メートル戦線で活躍した名牝ミエスクの血が入っており、「スピードが豊富で、2400メートルの距離を走らせるにはまだ早い」(パスカル・バリー調教師)と距離の短い仏ダービーに出走。その選択が奏功した。

海外馬中心に馬券戦略練る?

日本のファンにとっては、海外馬券の発売で最も売り上げの多い凱旋門賞にディープ産駒が出走するかどうかが気になるところ。参戦は今後のレースぶり次第ではあるだろうが、サクソンウォリアー、スタディオブマンの両陣営とも現時点で凱旋門賞出走の可能性を排除していない。

英大手ブックメーカー、ウィリアムヒルの凱旋門賞の前売りではサクソンウォリアーが単勝11倍で3番人気に評価されている。スタディオブマンは17倍で5番人気タイ。3歳馬ではほかにマサーが13倍の4番人気と上位の評価を受けている。現時点での単勝1番人気はクラックスマンで3.75倍のオッズがついている。

気になるのは2番人気(6倍)で現在休養中のエネイブルの動向である。当初、コロネーションカップに出走する計画があったが、膝の不安で復帰が8月まで延びるという。昨年は凱旋門賞を含めG1を5勝。そのすべてで圧倒的なパフォーマンスをみせた。順調さを欠いても2番人気に支持されているあたり、現地での期待の大きさがわかる。無事に出走してくれば、今年も凱旋門賞の首位候補となるだろう。

日本の競馬関係者にとって、凱旋門賞での優勝は悲願とされている。ただ、現段階で今年の凱旋門賞に参戦を表明しているのはG1未勝利のクリンチャー(牡4、栗東・宮本博厩舎)1頭だけだ。凱旋門賞と同じ競馬場、距離で行われる前哨戦のフォワ賞(G2)から本番に向かう計画だ。「稽古の動きが変わってきて、昨年とは別の馬のよう」(宮本調教師)と力を付けており、2月にはG1馬4頭が集まった京都記念(G2)を制した。

ただ、天皇賞・春(G1)で3着に敗れるなど、大舞台で一線級を相手にすると、まだ力は足りない印象。道悪が得意なように、力のいる欧州の馬場が合う可能性はあるとはいえ、さすがにクラックスマンなどが相手では厳しそうだ。実際、ウィリアムヒルのオッズでは単勝34倍で11番人気タイと評価は高くない。気は早いが、今年の凱旋門賞も海外馬を中心に馬券戦略を練るのが得策なようだ。

(関根慶太郎)

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