大型船解体、許可制に 船舶リサイクル法成立
大型船を解体して鉄などをリサイクルする業務に関し、5年ごとの許可制とする船舶リサイクル法が13日、参院本会議で可決、成立した。解体で飛散する有害物質での労働災害や、環境汚染防止を目的とした船舶再資源化香港条約(シップ・リサイクル条約)の批准に向けた準備の一環。
排他的経済水域(EEZ)外を航行する総トン数500トン以上の船が対象で、所有者には部材に含まれる有害物質の一覧表作成を義務付ける。
条約は2020年にも発効する見通し。批准していない国の船は、批准国への入国やリサイクル目的の売買が認められなくなる可能性がある。
〔共同〕