UNDP危機対応局長に岡井バンクーバー総領事
【ニューヨーク=高橋里奈】国連開発計画(UNDP)は6日、危機対応局長に岡井朝子バンクーバー総領事(51)が任命されたと発表した。災害や紛争など世界の危機に立ち向かうための陣頭指揮をとる。危機対応局長は国連の中満泉事務次長(軍縮担当上級代表)が以前就いていた地位で、国連機関の数少ない日本人幹部になる。
岡井氏は外務省出身。日本政府の国連代表部などにも勤務し、多国間交渉の経験もある。国連では水鳥真美氏も防災担当の事務総長特別代表に就いたばかりで、外務省出身の女性が国連機関の幹部に就任する例が増えている。