仏料理人のロブション氏、獺祭の本社を見学
世界的なフランス料理人であるジョエル・ロブション氏が31日、日本酒「獺祭(だっさい)」の製造元である山口県岩国市の旭酒造本社を訪れた。同時に、パリに同社とコラボレーションして開設する複合レストラン「ダッサイ・ジョエル・ロブション」が6月19日にグランドオープンすることを明らかにした。
ロブション氏は旭酒造の桜井博志会長、一宏社長の案内で酒蔵の製造ラインやショップなどを視察。「近代的な工場の清潔さに驚いたが、中では職人たちが手仕事をしていた。そこに感銘を受けた」と語った。
ダッサイ・ジョエル・ロブションはパリ中心部の3階建ての建物を改装した。今回オープンする3階のレストランでは、ロブション氏が手掛ける日本酒と合うフランス料理が提供される。価格は日本円で2万~3万円程度となる見込み。4月から1階で酒かすを使ったチョコレートなどのスイーツやパンの販売店、2階ではバーが一部オープンしている。
関連企業・業界