雪印メグミルク、子会社不祥事で社長ら4人の報酬減額
雪印メグミルクは25日、子会社の雪印種苗が商品の偽装表示を行っていた不祥事の責任を取り、西尾啓治・雪印メグミルク社長ら経営陣4人の月額報酬を2カ月間、1~3割減額すると発表した。雪印種苗の役員ら6人についても2~3カ月間、月額報酬の1~3割を減額する。今後、第三者委員会の提言を踏まえ再発防止策の実施を進めるとしている。
雪印メグミルクは今年4月、雪印種苗が2002年まで商品の偽装表示や偽装行為の隠蔽を恒常的に行い、02年以降も種苗法違反の不適切表示を続けてきたことを発表した。不祥事の責任を取って、雪印種苗の当時の社長が辞任した。雪印メグミルクは問題発覚後、5月23日時点で1257の顧客や関係機関に文書や訪問でわびている。
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