ユニトライク、サプリ自動作成機器を販売
熱中症対策商品などを手がけるユニトライク(新潟市)は、体調に応じたサプリメントを自動作成するサーバーを販売する。同サーバーの開発を手がけるドリコス(東京・文京)と連携し、建設業を中心に販路開拓する。ユニトライクはドリコスの製品を売り物に他商品の販売にもつなげたい考え。ドリコスはユニトライクの既存販路を生かして販売のてこ入れを図る。
ユニトライクは炭酸水やミストテントといった建設業者向けの熱中症対策商品を手がけている。ドリコスのサーバー「ヘルスサーバー」を新たに扱うことで売り上げ増につなげる。
ヘルスサーバーは生体センサーに両手の親指をかざす。親指から測定した脈の情報をもとに必要な栄養素を分析、5種のビタミンを配合して提供する。月額制となる見込みで価格などは今後詰める。
ドリコスはオフィスやホテルなどの事業者を中心にヘルスサーバーを展開している。ユニトライクと連携することで、建設業者にも販路が広がると判断した。
ドリコスによると、建設業は他業種に比べて熱中症発生者数が多く、「本格的な夏に向けて作業員の熱中症対策や疲労回復に取り組む建設業の需要が高まる」(担当者)とみている。