総務会長 序列2位、党務に精通
Decoding the Diet
自民党で幹事長に次ぐナンバー2の位置づけは政調会長ではなく、総務会長だ。かつては河野一郎氏や鈴木善幸氏ら党人派の大物が名を連ねてきた。政策決定で最後の関門となるだけに官僚出身者ではなく、党務に精通した議員が望ましいとの暗黙の了解があった。外交や法案などで意見が二分する問題では数日間、数十時間を費やし、反対論者は最後に退席する伝統もあった。政治改革では反対派が退席せず、紛糾した。
制...
この記事は会員限定です。登録すると続きをお読みいただけます。
残り193文字