双葉電子、19年3月期の設備投資額1.6倍
双葉電子工業は11日、2019年3月期の設備投資額を41億円とし、前期実績の1.6倍に増やす方針を示した。自動車用タッチパネルのセンサーの需要増に対応し、海外工場の生産ラインを増設。国内では電子デバイスの新製品試作ラインを新設する。金型用部品などの生産効率を高めるため、国内外の生産ライン自動化に向けた投資を加速する。
研究開発費も23億円と前期実績に比べて14%増額し、付加価値の高いタッチセンサーの開発を進める。製品群や生産体制の強化を通じ、中期経営計画(17年4月~20年3月)の最終目標に掲げた連結売上高740億円、営業利益28億円の達成を目指す。
同日発表した19年3月期の業績見通しによると連結売上高は前期比0.9%増の700億円、経常利益は60.4%増の16億円となる見込み。前期に固定資産の売却益など22億円の特別利益を積んだ反動で、純利益は57.6%減の5億円とみている。