タワマン集中、消えぬ住民の溝 武蔵小杉の試み道険し
限界都市 NIKKEI Investigation
超高層住宅(タワーマンション)が林立する地区の住民が地域社会の融和に苦心している。自治活動をめぐり、大量に転居してくるマンション住民同士、そして周辺住民との間に溝が生まれているのだ。その象徴が川崎市の武蔵小杉地区。約10年前にNPO法人を軸に健全な地域社会の醸成を試みたが、開発が急ピッチに進むなかで壁にぶち当たった。大都市で融和を阻む要因を探った。
「お隣さん」との会話なく
「同じマンションで知...