日中議連、習氏側近と会談 拉致問題で協力要請
【北京=永井央紀】超党派の日中友好議員連盟(会長・林芳正文部科学相)の訪中団は3日、北京で中国共産党序列3位の栗戦書(リー・ジャンシュー)全国人民代表大会委員長と会談し、北朝鮮情勢で意見交換した。栗氏は3月の中朝首脳会談について説明し、制裁や圧力も対話を促す一因になったとの認識を表明。林氏は日本人拉致問題の解決へ協力を求めた。
栗氏は8日からの李克強(リー・クォーチャン)首相の来日に「上向きの両国関係に追い風となる」と期待を表明。両氏は経済協力や議会交流の強化など関係改善を進めることで一致した。栗氏は習近平(シー・ジンピン)国家主席の最側近の一人。