アフガン、テロ激化の裏に各国の思惑
(グローバルViews)
ニューデリー支局 黒沼勇史
アフガニスタンの首都カブールで4月30日朝、ジャーナリストを狙った巧妙な自爆テロが起きた。まず情報機関付近の検問所で1度目の爆発が発生。地元メディアやAFP通信に所属する記者とカメラマンが現場に急行した30分後、2度目の爆発が起き、9人の命を奪った。
「タリバン政権が崩壊した2001年以降のメディアを標的としたテロで、最も多くの血が流れた」。国際ジャーナリスト組織「国境なき記者団」は即日、非難声...
いま大きく揺れ動く、世界経済。 自分か。自国か。世界か。このコラムでは、世界各地の記者が現地で起きる出来事を詳しく解説し、世界情勢の動向や見通しを追う。 今後を考えるために、世界の“いま”を読み解くコラム。