静岡県5商議所、健康経営推進へ協定 アクサ生命と
静岡県内の5つの商工会議所とアクサ生命保険は27日、従業員の健康に配慮しながら生産性を高める「健康経営」を推進するための協定を結んだ。両者が連携して取り組みを広げ、各商議所の会員企業の業績改善や地域活性化にもつなげる。
同日、沼津商工会議所(静岡県沼津市)で締結式を開いた。「健康経営包括的連携に関する協定」を結んだのは同商議所のほか、三島、熱海、伊東、下田の各商議所。健康という共通課題の解決には、広域で同時に取り組むのが効果的と判断した。
アクサ生命は会員企業に健康経営アドバイザーを派遣したり健康経営セミナーを開いたりする。同生命は2017年から自治体との協定締結を進めているが、複数の商議所と同時に結ぶのは全国で初めて。共済制度の引き受けなどで歴史的に商議所とは関わりが深いが、健康経営への協力を機に関係を一段と強化する狙いがある。