事業所職員が虐待行為 岐阜
岐阜県は26日、同県高山市の短期入所生活介護事業所「シンシア高山」で、30代の男性職員が70代の男性利用者ともみ合いになり、軽傷を負わせたと発表した。高山市は同日、高齢者虐待防止法に基づく虐待行為に当たると認定。県は事業所や職員の対応に問題がなかったかどうか調べる。
県によると、職員は17日午後2時ごろ、事業所でパン切り包丁を持って歩く利用者ともみ合いになり、拳が利用者の右目尻に当たった。包丁を取り上げた後、向かってきたため投げ倒した。利用者は認知症で短期入所だった。
県と市は介護保険法に基づき22日から26日まで立ち入り検査した。職員は「もみ合う中で手が当たった」と虐待行為を否定しているという。〔共同〕