新潟県内4港、3月の輸出額11%増
東京税関新潟税関支署がまとめた3月の管内貿易概況によると、新潟県内4港の輸出額(速報値)は前年同月比11%増の155億円だった。前年実績を上回るのは6カ月連続。量が最も多い新潟港のほか、直江津港が29%増と大きく伸び、全体の輸出額を押し上げた。鉄鋼やプラスチックなどの輸出が好調に推移している。
新潟、直江津、柏崎の3港と新潟空港についてまとめた。新潟港は111億円と6カ月連続で前年実績を上回った。韓国向けを中心とする一般機械は前年実績を下回ったものの、フィリピン向けなどの鉄鋼や米国向けなどの有機化合物の輸出が伸びた。
直江津港は29%増の42億円だった。プラスチックや生ゴムの輸出が好調で全体の輸出額をけん引した。
4港全体の輸入額は4%減の590億円だった。前年実績を下回るのは3カ月ぶり。輸入量が多い新潟港で一般機械や有機化合物が減ったことが響いた。