キューバ、ディアスカネル氏が国家トップ就任へ
【ハバナ=丸山修一】キューバの首都ハバナで開かれている人民権力全国会議(国会)で最高指導機関である国家評議会の議長にディアスカネル第1副議長(57)が就任する人事案が提案された。投票を経て正式に就任が決まる。ラウル・カストロ国家評議会議長(86)は同職を退く。
ディアスカネル氏は1959年のキューバ革命後生まれの世代で初めての国家元首となる。カストロ議長はキューバ共産党トップである第1書記の座には2021年までとどまるため、当面は政治的に大きな変化はないとみられる。
国家評議会メンバーは5年ごとに改選される。前回13年の改選時にカストロ議長は5年後の引退を表明していた。