宇都宮大の学生が地域の課題解決 空き家活用など
宇都宮大学の学生が地域課題の解決に取り組む「地域プロジェクト演習」が本格的にスタートした。17日、同演習に参加する学生と宇都宮市や日光市など栃木県内の11自治体の職員らが初顔合わせし、地域の実情や今後の調査計画について話し合った。学生は今後1年間で、空き家活用や高齢者の健康づくりなど幅広いテーマで解決策の立案に取り組む。
演習には地域デザイン科学部の3年生約150人が全員参加する。自治体やNPOなどから事前に提案のあった28テーマの中から、興味を持ったグループに入る。職員への聞き取りや実地調査などを通じて解決策を練り上げる。
演習は2年前に設置された地域デザイン科学部の目玉授業。準備を進めてきた中島史郎教授は「地域を支える有能な人材を育成したい」と話している。