キューバ、国会開催前倒し ラウル・カストロ議長引退へ
【メキシコシティ=丸山修一】キューバの政府系メディアは16日、国会にあたる人民権力全国会議が当初予定の19日から18日に前倒しして開かれると報じた。同会議で最高指導機関である国家評議会の新メンバーが選出される見通し。ラウル・カストロ国家評議会議長(86)が引退し、後任にはディアスカネル第1副議長(57)の昇格が有力視されている。
政府系メディアは人民権力全国会議は18日の午前9時(日本時間同日午後10時)から開かれる、と報じているだけで、国家評議会のメンバー選出などの詳細なスケジュールは明らかにされていない。スペイン通信社EFEは当初は1日だけの予定だったが、19日までの2日間の日程で開催されると見られるとしている。