コインチェック、マネックスが子会社化完了
コインチェック(東京・渋谷)は16日、ネット証券大手のマネックスグループによる完全子会社化が完了したと発表した。マネックスグループの勝屋敏彦常務執行役が代表取締役社長となり、仮想通貨の巨額流出事件で傷ついた信用の回復を目指す。
この日の臨時株主総会で新たな経営体制を承認した。5人の取締役のうち、社外を除く3人をマネックスが派遣。社長だった和田晃一良氏と取締役だった大塚雄介氏は執行役員に就いた。今後は新体制のもとで2カ月を目標に金融庁から登録を受け、業務を全面再開することを目指す。
コインチェックは1月に約580億円相当の仮想通貨が外部流出し、金融庁が2度に渡って業務改善命令を出した。今月6日にマネックスグループが旧株主の持ち分全てを取得して子会社化すると発表していた。