座ってスマホで食事注文 三菱地所、フードコートで導入
三菱地所は16日、商業施設のフードコートで飲食物の注文や決済を事前にできるスマートフォン向けアプリを一部の施設で導入する。客は注文のために席を離れる必要がなくなり、店で商品を受け取るだけで済むようになる。フードコートの混雑解消や飲食店の業務効率化につなげる。
スマホ向けアプリ「タノモ」はITベンチャーのスカイファーム(横浜市)とEPARKテイクアウト(東京・豊島)が共同開発した。三菱地所リテールマネジメントが管理・運営する商業施設「南砂町ショッピングセンターSUNAMO」(東京・江東)のフードコートで先行導入する。
「東京とんこつラーメン 池袋屯ちん」と「カレーの市民 アルバ」の2店舗でまず導入する。SUNAMOは小さな子どもを連れた客が多い。注文時に席と店舗を往復する煩わしさを減らし、快適に食事ができるようにする。
今後は三菱地所グループが運営する他の商業施設への導入も検討する。