日本人犠牲者を慰霊 外相、カンボジアPKO
【プノンペン=共同】河野太郎外相は8日、1993年にカンボジアで国連平和維持活動(PKO)に参加中、武装グループに殺害された国連ボランティアの中田厚仁さんと文民警察官として派遣されていた岡山県警の高田晴行警視の慰霊碑を相次ぎ訪ね、献花した。
8日は中田さんの命日に当たる。河野氏は、プノンペンの寺院に建てられた中田さんの慰霊碑で焼香。「カンボジアの和平復興のためのさまざまな協力で亡くなった方がいる。先輩方の努力を無にしないために日本とカンボジアの関係がさらに強固になるよう努力したい」と語った。
70年代にポル・ポト派の支配地域取材中に行方不明となり死亡した共同通信の石山幸基プノンペン支局長(当時)の慰霊碑にも花を手向け、冥福を祈った。