メルカリの新規事業子会社の社長に元起業家の原田氏
フリーマーケットアプリを運営するメルカリ子会社で新規事業を担当するソウゾウは6日、原田大作執行役員(36)が4月1日付で社長に昇格したと発表した。前社長の松本龍祐氏(36)は、メルカリの金融関連サービス子会社、メルペイの取締役CPO(最高製品責任者)に就いた。元起業家の原田氏が社長に就き、新規事業創出を加速する。
原田氏は2011年にブランド品のオークションサイト「スマオク」を運営するザワット(東京・品川)を創業し、17年2月に同社をメルカリに売却した。同年にソウゾウへ入社し、ブランド品専門のフリマアプリ「メルカリ メゾンズ」などを立ち上げた。
社長交代にはメルペイの運営体制を強化する意味合いもある。松本氏はソウゾウで、近所に住む人がモノや情報をやり取りする「メルカリ アッテ」や自転車シェアリングの「メルチャリ」など新規事業を次々と立ち上げてきた。メルペイの取締役も兼務してきたが、CPOとしてメルペイのサービス開発や経営に専念する。