AT小型二輪免許、最短2日間で取得可能に
オートマチック(AT)小型限定の普通二輪免許(排気量125cc以下)について、警察庁は5日、教習にかかる日数を現在の最短3日から2日に短縮する方針を固めた。内容はそのままで、技能教習時間の1日あたりの上限を増やす。週末の2日間で取得することが可能になる。
9日から1カ月間パブリックコメント(意見公募)を実施したうえで道路交通法施行規則を改正し、今夏にも導入する。
車の普通免許を持つ人がAT小型二輪免許を取得する場合、技能教習を8時間受ける必要がある。現在1日あたり3時間が上限だが、4時間に引き上げる。
日数の短縮は業界団体やメーカーが要請し、警察庁が教習効果に影響がないかなどを調べていた。
二輪のAT限定免許は2005年に導入された。クラッチ操作が不要なため小型は比較的高齢者や女性の保有者が多い。