南米産大豆、増産で高まる存在感 需要の受け皿に
ブラジルやアルゼンチンが大豆市場で存在感を高めている。両国の生産量は10年前に比べ5割増加した。特にブラジルは世界最大の生産国アメリカに匹敵する。米国産に代わる受け皿とみなされ、米中貿易摩擦を巡り先物市場の取引材料になった。今年は生育期にあたる1月以降の天候が例年以上に先物価格を左右。相場を揺さぶる。
国際指標となる米シカゴ市場の先物価格は日本時間29日夕の時間外取引で、1ブッシェル10.18ド...
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