国民の信頼なければ改憲困難 小泉氏、森友問題念頭に
自民党の小泉進次郎筆頭副幹事長は25日、憲法改正について、学校法人「森友学園」問題を念頭に、国民の信頼回復がなければ実現は難しいとの認識を示した。「野党の支持者や支持政党がない方も含めて賛成という機運が高まらなければ、国民投票で過半数の賛成は楽ではない。信頼なくして憲法改正なしだ」と述べた。都内での自民党大会後に記者団に語った。
自民党憲法改正推進本部は22日の全体会合で、細田博之本部長に今後の対応を一任。細田氏は24日の党会合で現行の憲法9条1項、2項を維持した上で新たに「9条の2」を設け、自衛隊を明記する改正案を提示した。小泉氏は「自民党だけでできる問題ではない。野党はどういう憲法改正がしたいのかを聞き、丸のみするくらいの姿勢でもいいと思う」と語った。