米、中国の知財侵害巡りWTO提訴 制裁の一環
【ワシントン=共同】米通商代表部(USTR)は23日、中国が米国の知的財産権を侵害しているのは明らかだとして、世界貿易機関(WTO)に提訴したと発表した。トランプ大統領が22日に表明した中国に対する制裁措置の一環。
USTRはWTOの紛争解決手続きに沿って、まず中国との協議で解決策を探る。決着しない場合は裁判の「一審」に当たる紛争処理小委員会(パネル)の設置をWTOに求める。
USTRは他の加盟国との連携も探る方針で、中国の知的財産権侵害を問題視する日本や欧州連合(EU)なども提訴に踏み切る可能性がある。