セブン&アイ、一足早い入社式 都内で1071人が参加
セブン&アイ・ホールディングス(HD)は22日午前、他の大手企業よりも10日ほど早い入社式を東京都内で開いた。セブン―イレブン・ジャパンやイトーヨーカ堂、そごう・西武などグループ21社1071人の新入社員が出席した。
井阪隆一社長は「店舗に足を運んでもらうお客様との接点を大事にしてほしい」とあいさつした。米アマゾン・ドット・コムなどネット系企業の勢力拡大を念頭に、小売業として実店舗で提供する商品やサービス、接客を磨くことが重要だと説いた。
2018年の新入社員数は昨年よりも1割強減ったが「各事業会社の採用計画通り」(セブン&アイHD)という。主要企業ではセブン―イレブン・ジャパンが前年とほぼ同数の453人。店舗閉鎖を含んだ構造改革を進めるヨーカ堂は2割減の106人、そごう・西武も約2割少ない52人となった。
セブン&アイHDでは1977年以来、3月に入社式を開いている。大手企業ではファーストリテイリングが2日に都内で入社式を開いた。